放デイの保護者へのはじめてのあいさつ|30秒で終わる4つの型と、話しすぎないほうがいいこと【新人職員向け】
明日、はじめて保護者と顔を合わせる。
お迎えのときに「新しく入った〇〇です」と言うだけでいいのか。
何か気の利いたことを言わないといけないのか。
自分のことをどこまで話せばいいのか。
この記事では、放デイの職員が保護者にはじめてあいさつするときの型と、場面ごとの言い方、話しすぎないほうがいいことをまとめます。
先に結論
① はじめてのあいさつは30秒で十分です。
② 型は「名前→いつ・何をするか→ひとこと→お願い」の4つ。
③ 自分の経歴や、子どもへの評価は初回では話しすぎない。
④ 場面によって、話す長さと役割が変わります。
⑤ 2回目以降は、名前を覚えてもらう工夫を少しずつ。

だいち先生、明日はじめて保護者さんにあいさつするんです。
何を話せばいいか考えていたら、緊張してきました。

緊張するのは、ちゃんとした印象を持ってほしいからだよね。
でも、はじめてのあいさつで求められているのは、「この人がうちの子を見てくれる人か」が分かることだけなんだ。
長く話さなくていいよ。
保護者が最初に知りたいこと
国の放課後等デイサービスガイドラインには、家族との関係について、こう書かれています。
ガイドラインの記述
「障害のあるこどもを育てる家族が安心して子育てを行うことができるよう、家族(きょうだいを含む。)と日頃から信頼関係を構築し、障害の特性に配慮し、丁寧な『家族支援』を行うことが必要である。」
信頼は、一回のあいさつで作るものではありません。
日頃から少しずつ積み上げていくものです。
だから、はじめてのあいさつは、関係の入り口として短く済ませて大丈夫です。
30秒で終わるあいさつの型【4つ】
あいさつの型
- ① 名前 「〇月から入りました、〇〇です」
- ② いつ・何をするか 「月・水・金の午後に入っています」「送迎を担当することが多くなります」
- ③ ひとこと 「〇〇さんと過ごせるのを楽しみにしています」
- ④ お願い 「気になることがあれば、いつでも教えてください」
4つ言えたら、それで終わりにします。
たとえば、こんな言い方です。
例
「はじめまして。10月から入りました、〇〇です。平日の午後に入っていて、送迎も担当します。〇〇さんと一緒に過ごせるのを楽しみにしています。気になることがあれば、いつでも教えてください」

「楽しみにしています」って、少し軽くないですか。

いいや、保護者にとってはうれしい言葉なんだ。
「うちの子を迎える気持ちがある人」だと伝わるからね。
かしこまった言葉より、まっすぐな一言のほうが届くよ。
場面ごとの言い方
お迎え・送迎のとき
立ち話の時間は短いので、①と③だけでも十分です。
「新しく入りました〇〇です。よろしくお願いします」で足ります。
送迎で話す内容の型は送迎で保護者と何を話す?にまとめています。
新しく利用が始まる家庭を迎えるとき
保護者も、はじめての事業所で緊張しています。
あいさつのあとに「今日は〇〇さんのペースで過ごしてもらいますね」と一言添えると、安心につながりやすくなります。
面談や契約の場に同席するとき
説明は児発管や管理者が中心です。
職員は名前と担当を伝え、聞かれたことに答える役に回ります。
面談で職員が何を聞かれるかは保護者面談に職員が同席するときにあります。
連絡帳であいさつするとき
顔を合わせる機会が少ない家庭には、連絡帳で一言伝えるのも一つの方法です。
「10月から入りました〇〇です。〇〇さんと過ごせるのを楽しみにしています」と短く書きます。
連絡帳の書き方は連絡帳の例文100にまとめています。
はじめてのあいさつで、話しすぎないこと
初回は控えめにすること
- 自分の経歴や資格 聞かれたら短く答える程度にします。長く話すと、保護者が聞き役になってしまいます。
- 子どもへの評価 「おとなしいですね」「元気ですね」など。まだ知らないうちの評価は、受け取り方が分かれます。
- 家庭のことを聞き込む 家庭の事情は、必要なことを事業所が把握しています。職員が個別に聞き出さなくて大丈夫です。
- できない約束 「毎日様子をお伝えします」など、続けられるか分からないことは言いません。
迷ったら、話すより聞く側に回ります。

はじめのうちは、話す量より、顔と名前を覚えてもらうことが大事なんだ。
中身は、毎日の関わりが伝えてくれる。
2回目以降に、名前を覚えてもらう工夫
少しずつできること
- 会うたびに、名前を添えてあいさつする。「〇〇です、こんにちは」
- その日の子どもの様子を、一つだけ具体的に伝える。「今日はブロックで長い電車を作っていました」
- 名札を見える位置につける。
子どもの様子を一つ伝えられると、「この人はうちの子を見てくれている」と伝わりやすくなります。
子どもの名前の覚え方は子どもの名前が覚えられないときにまとめています。
よくある質問
Q. 保護者に「前はどこで働いていたの?」と聞かれました。
A. 短く答えて大丈夫です。話しにくい場合は「福祉の仕事ははじめてなんです、勉強中です」などでもかまいません。
Q. あいさつしたのに、そっけなくされました。
A. 保護者も忙しかったり、疲れていたりします。一回の反応で決めつけず、次も同じようにあいさつを続けます。
Q. 保護者から子どものことを相談されました。まだ答えられません。
A. 「確認して、あらためてお伝えします」と返して、児発管や先輩につなぎます。その場で答えなくて大丈夫です。
初日の動き方は放デイの初日が不安な人へにあります。
まとめ
この記事のポイント
- ① はじめてのあいさつは30秒。
- ② 型は名前→いつ・何をするか→ひとこと→お願い。
- ③ 経歴や子どもへの評価は話しすぎない。
- ④ 場面によって長さと役割を変える。
- ⑤ 2回目からは名前と子どもの様子を一つ。

あいさつのことで緊張するのは、保護者とちゃんと関わりたいと思っているからだ。
その気持ちがあれば、30秒で十分伝わる。
明日の一歩を準備しているあなたに、はなまる。
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