放デイの新人1か月目がつらい…向いていないからじゃない理由と、今日からできる4つのこと【新人職員向け】
入って1か月。
まだ子どもの対応に自信がない。
先輩たちは当たり前のように動いているのに、自分は何をすればいいか分からず立っている時間がある。
記録も時間がかかるし、送迎の道もまだ覚えきれない。
この仕事、向いていないのかもしれない。
この記事では、放デイに入って1か月目でつらいと感じている新人職員に向けて、つらさの正体と、今日からできることをまとめます。
先に結論
① 1か月目がつらいのは、あなたが向いていないからではありません。覚えることが多すぎる時期です。
② 教わっていないことができないのは当たり前です。
③ できないことより、できるようになったことを数えます。
④ 聞き方を軽くすると、聞きやすくなります。
⑤ 見直すのは3か月たってから。心身が限界なら話は別です。

だいち先生、入って1か月たつのに、まだ全然できなくて……。
先輩たちみたいに動けないんです。

1か月でつらいのは、あなただけじゃないよ。
先輩たちも、最初からできたわけじゃない。
何年もかけて、今の動きになったんだ。
1か月目がつらい、3つの理由
つらさの正体
- 覚えることが多すぎる 子どもの名前と特性、1日の流れ、送迎の道、記録の書き方、保護者の顔。全部が同時にやってきます。
- 正解が見えにくい 同じ場面でも、子どもによって関わり方が違います。マニュアルどおりにいかない仕事です。
- 教わる仕組みが薄いことがある 忙しくて、誰がいつ何を教えるかが決まっていない職場もあります。
国の放課後等デイサービスガイドラインには、こう書かれています。
ガイドラインの記述
「支援の質を向上させるためには、支援に関わる人材の知識・技術を高めることが必要であり、そのためには、設置者・管理者は、様々な研修の機会を確保するとともに、知識・技術の取得意欲を喚起することが重要である。」
「日常的に職員同士が主体的に学び合う姿勢が重要である。」
学ぶ機会を用意するのは、事業所の側の役目です。
教わっていないことができないのは、当たり前です。
新人研修がない職場での動き方は新人研修がないときにまとめています。
① できるようになったことを数える
1か月目は、できないことばかりが目に入ります。
でも、入った日と比べると、できるようになったこともあるはずです。
できるようになったことの例
- 何人かの子どもの名前が、顔と一緒に出てくるようになった。
- 1日の流れが分かって、次に何が起きるか予想できるようになった。
- ある子が落ち着く声のかけ方を、一つ知った。
- 記録を書くのが、最初より少し速くなった。
寝る前に1つだけ、「今日できたこと」をメモしておくと、1か月後に見返せます。

できたことなんて、小さいことばっかりです。

小さくていいんだよ。
この仕事は、小さなできたことの積み重ねなんだ。
子どもの支援と同じだね。
② 聞き方を軽くする
分からないことを聞けないまま立っているのが、いちばんつらい時間です。
聞きやすくなる工夫
- 子どもが来る前か帰ったあとに聞く 支援中より、答えてもらいやすい時間です。
- 1回に1つだけ聞く 「〇〇さんが嫌がったとき、どうしていますか」など、具体的に。
- メモを見せながら聞く 聞きたいことをためておいて、まとめて聞きます。
- 立っている時間は「何をしたらいいですか」 手が空いたら、この一言で十分です。
聞く相手を分ける考え方は相談できる先輩がいないときにあります。
③ 1か月目に全部覚えなくていい
最初に押さえること・あとでいいこと
- 最初に押さえる 子どもの安全にかかわること(アレルギー、飛び出しやすい子、気をつける場面)。
- 少しずつ覚える 子どもの名前と関わり方、1日の流れ、記録の書き方。
- あとでいい 制度や加算の細かい話、書類の全部。
全部を同時に覚えようとしなくて大丈夫です。
④ 見直すのは3か月たってから
1か月目は、誰にとってもいちばんしんどい時期です。
辞めるかどうかは、3か月くらいたって、覚えることが落ち着いてから考えても遅くありません。
ただし、眠れない、食べられない、朝起きられないなど、心と体に限界のサインが出ているなら話は別です。
そのときは、無理をせず休むこと、環境を変えることを優先します。
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1年目で辞めたいときの考え方は放デイ1年目で辞めたいのは甘え?にあります。
よくある質問
Q. 先輩に「まだそんなこともできないの」と言われました。
A. 教わっていないことは、できなくて当たり前です。「教えてもらえますか」と返して大丈夫です。言い方がつらいときは、管理者に相談します。
Q. 子どもになめられている気がします。
A. 入ったばかりの職員を試すような行動をする子もいます。なめられると感じるときの記事もどうぞ。
Q. いつごろ慣れますか。
A. 人や職場によって違います。3か月、半年と、少しずつ「前より分かる」が増えていきます。
まとめ
この記事のポイント
- ① 1か月目のつらさは覚えることの多さのせい。
- ② 教わっていないことができないのは当たり前。
- ③ できるようになったことを数える。
- ④ 聞き方を軽くする。
- ⑤ 見直すのは3か月後。限界のサインがあれば別。

1か月、分からないことだらけの中で、毎日ちゃんと出勤してきた。
それだけで、もう十分がんばっているんだ。
今日も子どもの前に立ったあなたに、はなまる。
出典
こども家庭庁「放課後等デイサービスガイドライン(令和6年7月)」(PDF)
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