放デイの冬休み・長期休みの1日を乗り切る|午前は動く・午後はゆるめる組み立て方と、職員の休み方【職員向け】
冬休みが近づいてきた。
朝から夕方まで、子どもたちが事業所で過ごす日が続く。
いつもの放課後なら3時間ほどなのに、長期休みは1日がとても長い。
午後になると子どもも職員も疲れて、けんかや崩れが増える。
この記事では、冬休みなど長期休みの1日を、子どもも職員も疲れすぎずに過ごすための組み立て方をまとめます。
先に結論
① 長い1日は「午前は動く・午後はゆるめる」で組み立てます。
② 1日の流れを朝いちばんに見せます。
③ 部屋を動く・静か・休むで使い分けます。
④ 職員も交代で休む時間を先に決めておきます。
⑤ 疲れが出やすい午後の時間帯に、活動の強さを落とします。

だいち先生、冬休みの1日が長すぎて、夕方にはへとへとなんです。
子どもたちも午後になると荒れてきて……。

長期休みは、放課後とは別の仕事だと思ったほうがいいんだ。
1日の中で強弱をつけると、子どもも大人もずいぶん楽になるよ。
長期休みの過ごし方で、ガイドラインが求めていること
国の放課後等デイサービスガイドラインには、こう書かれています。
ガイドラインの記述
「こどもが生活する空間については、発達支援室のほか、おやつや学校休業日に昼食がとれる空間、静かな遊びのできる空間、雨天等に遊びができる空間、こどもが体調の悪い時等に休息できる静養空間、年齢に応じて更衣のできる空間等を工夫して確保することが必要である。」
「発達障害のあるこどもに対しては、予定等の見通しをわかりやすくすることや、感覚の特性(感覚の過敏や鈍麻)に留意し、安心できる環境づくりが必要である。」
長い1日を過ごすには、見通しと、場所の使い分けが土台になります。
① 1日の流れの組み立て方【例】
長期休みの1日の例
- 朝(来所〜10時) あいさつ、1日の流れの確認、宿題や学習の時間。
- 午前(10時〜12時) 外遊びや体を動かす活動。いちばん元気な時間に、いちばん動く活動を。
- 昼(12時〜13時) 昼食。食べ終わった子から静かな遊びへ。
- 午後前半(13時〜14時半) 静かな活動(工作、読書、パズル、映像など)。休みたい子は静養の場所へ。
- 午後後半(14時半〜16時) おやつ、軽めの集団遊び。
- 帰り(16時〜) 片づけ、帰りの準備、送迎。
時間や内容は事業所によって違います。
「午前は動く・午後はゆるめる」の考え方だけ持ち帰ってください。
1日の流れは、朝いちばんに絵や文字で見せておきます。
残り時間が目で分かるタイマーがあると、活動の区切りを伝えやすくなります。
※Amazonのアソシエイトとして、支援員のミカタは適格販売により収入を得ています。
② 部屋を3つに分ける
場所の使い分け
- 動く場所 体を動かす遊び、集団のゲーム。
- 静かな場所 工作、読書、一人で遊びたい子のための場所。
- 休む場所 疲れた子、体調が悪い子、気持ちを落ち着けたい子が休める場所。
部屋が一つしかない事業所でも、ついたてやマットで区切るだけで使い分けやすくなります。
落ち着ける場所の作り方はクールダウンの場所にまとめています。

午後、何をしてもみんながだらけちゃうんです。

それは、だらけているんじゃなくて疲れているんだよ。
午後は、がんばる時間じゃなくて、休みながら過ごす時間にしていいんだ。
③ 職員も交代で休む
長期休みは、職員にとっても長い1日です。
職員の休み方
- 休憩の順番を朝に決める 誰が何時に抜けるかを、朝の打ち合わせで決めておきます。
- 子どもと一緒の昼食は、休憩とは分けて考える 見守りながらの昼食とは別に、休める時間をとれるよう事業所に相談します。
- 活動の担当を交代する 一人がずっと同じ子や同じ活動を見続けないようにします。
休憩が取れないときの考え方は休憩が取れないときにまとめています。
④ 午後に崩れやすいときの手
午後の工夫
- 活動の時間を短くして、切り替えの回数を減らします。
- 音や人の多さを減らします。映像を見る時間を作る事業所もあります。
- けんかが起きやすい組み合わせは、場所を分けておきます。
- おやつの時間を、ひと息つく区切りにします。
活動が早く終わって時間が余るときは活動が5分で終わったときに、盛り上がりすぎたときはこの記事に書いています。
よくある質問
Q. 活動のネタが足りません。
A. 新しいネタを増やすより、いつもの遊びを少し変えるほうが続けやすくなります。活動のネタ切れと療育の活動アイデア32もどうぞ。
Q. 昼食のときに気をつけることは?
A. 食べる速さや量は子どもによって違います。アレルギーや食事の決まりは、事業所の手順に従います。
Q. クリスマス会がある日は?
A. 行事の日は、いつも以上に見通しと休める場所を大事にします。クリスマス会のゲームにまとめています。
まとめ
この記事のポイント
- ① 午前は動く・午後はゆるめる。
- ② 1日の流れを朝いちばんに見せる。
- ③ 部屋を動く・静か・休むで分ける。
- ④ 職員も交代で休む。
- ⑤ 午後は活動の強さを落とす。

長い1日を、子どもたちが安心して過ごせるように考えている。
その準備が、冬休みの毎日を支えるんだ。
今日もおつかれさま、はなまる。
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