はじめての現場
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放デイの実習が不安な学生へ|1日の流れ・やらないこと・子どもとの関わり方と実習日誌のヒント

daichi

施設実習の行き先が、放課後等デイサービスに決まった。

保育園や幼稚園とは違うらしい。

障害のある子とどう関わればいいのか、何をするのか、よく分からない。

子どもに無視されたらどうしよう。

この記事では、放デイで実習をする学生が、行く前に知っておくと安心なことをまとめます。

先に結論

① 放デイの実習生は、事業所が説明して迎える前提で受け入れられています。分からないことは聞いて大丈夫です。

② 1日の流れは準備→来所→おやつ・活動→帰り→記録。子どもがいる時間は午後が中心です。

③ やらないこと(子どもと二人きり・写真・SNS・持ち帰り)を先に決めておきます。

④ 子どもに距離を置かれても、それはあなたのせいではありません。

⑤ 実習日誌は見たことと考えたことを分けて書きます。

わかば
わかば

だいち先生、来月、放デイに実習に行くことになりました。
障害のある子と関わったことがなくて、すごく不安です。

だいち
だいち

不安になるのは、ちゃんと向き合おうとしているからだよ。
それに、事業所は実習生が分からない前提で迎えてくれる場所なんだ。
知らないことは、聞いていいんだよ。

事業所は、実習生を迎える側として準備している

国の放課後等デイサービスガイドラインには、実習生について、こう書かれています。

ガイドラインの記述

「実習生やボランティアの受入れは、事業所と実習生やボランティア双方にとって有益であり、設置者・管理者は、積極的に対応することが望ましい。」

「実習生やボランティアが、事業所の理念や支援の内容、障害のあるこどもの支援上の注意事項等をしっかりと理解し、適切に対応できるよう、丁寧に説明することが必要である。」

つまり、実習生が分からないことを、事業所が説明するのは当たり前のことです。

「こんなことを聞いたら迷惑かも」と思わなくて大丈夫です。

放デイの1日の流れ【実習生の目線で】

よくある1日の流れ

  • 午前〜昼 活動の準備、掃除、職員の打ち合わせ。学校が休みの日は、朝から子どもが来ることもあります。
  • 14時〜16時ごろ 学校から子どもが来所。送迎の車で来る子もいます。
  • おやつ・活動 宿題、集団での遊び、一人ひとりの課題など。
  • 17時〜18時ごろ 帰りの準備。保護者のお迎えや、送迎で家まで送ります。
  • 子どもが帰ったあと 片づけと記録。職員の振り返りに同席できることもあります。

時間や流れは事業所によって大きく違います。

初日のオリエンテーションで確認します。

職員の1日の流れは放デイの一日の流れにくわしく書いています。

実習生がやること・やらないこと

やること

  • 子どもと一緒に遊ぶ、活動に参加する。
  • 職員の関わり方を見て、分からないところを質問する。
  • 頼まれた準備や片づけ。
  • その日の実習日誌を書く。

やらないこと

  • 子どもと二人きりになる トイレや別室など、職員の目が届かない場所に一人で連れて行きません。
  • 子どもの写真を撮る 自分のスマホで撮りません。
  • SNSに書く 子どもや事業所のことは、名前を伏せても投稿しません。
  • 記録や資料を持ち帰る 日誌に子どもの名前をそのまま書いてよいかも、事業所と学校に確認します。
  • 一人で判断する 食べ物を渡す、薬のこと、体に触れる介助などは、職員の指示のもとで行います。

秘密を守ることについて、ガイドラインにはこうあります。

ガイドラインの記述

「設置者・管理者は、職員等(実習生やボランティアを含む。)であった者が、その業務上知り得た秘密を漏らすことがないよう、誓約書の提出や雇用契約に明記するなど、必要な措置を講じなければならない。」

実習が終わったあとも、子どもや家庭のことは外で話しません。

子どもと関わるときの3つのコツ

はじめての関わり方

  • 近くで同じことをする いきなり話しかけるより、隣で同じ遊びをするほうが入りやすい子もいます。
  • 好きなものを話題にする 電車、ブロック、絵。職員に「この子は何が好きですか」と聞いておきます。
  • 短く、分かりやすく話す 長い説明より、短い言葉で一つずつ伝えます。

子どもによって合う関わり方が違います。

職員がその子にどう声をかけているかを見ると、ヒントがあります。

わかば
わかば

もし子どもに無視されたり、「あっち行って」と言われたりしたら……。

だいち
だいち

それは、あなたが嫌われたということじゃないんだ。
知らない人が来ると、緊張する子もいる。
少し離れたところで同じ遊びをして、待っていればいいんだよ。

子どもが話しかけてこないときの考え方はこの記事にあります。

実習日誌の書き方のヒント

日誌は、学校の様式や指導に従うのが前提です。

そのうえで、放デイの実習で書きやすくなるコツがあります。

日誌で分けて書くこと

  • 見たこと(事実) 「〇時ごろ、Aさんが活動の途中で部屋の隅に移動した」
  • 職員がしたこと 「職員が近くに座り、次にやることを絵カードで見せた」
  • 考えたこと(考察) 「見通しが持てると、戻りやすくなるのではないかと考えた」

事実と考えを混ぜずに書くと、読む人に伝わりやすくなります。

子どもの名前の書き方は、事業所と学校の決まりに従います。

事実と考えを分ける書き方は支援記録の例文100も参考になります。

服装と持ち物

動きやすく、汚れてもよい服が基本です。

アクセサリーは外し、爪は短くしておきます。

事業所から指定がある場合は、それに従います。

服装の目安は放デイの服装にまとめています。

よくある質問

Q. 障害についての知識がなくても大丈夫ですか。

A. 大丈夫です。知識より、子どもの様子をよく見て、分からないことを聞く姿勢のほうが役に立ちます。

Q. 職員が忙しそうで、質問しにくいです。

A. 子どもが来る前や帰ったあとの時間に、まとめて聞くのがおすすめです。質問をメモしておくと聞きやすくなります。

Q. 実習で放デイに興味が出ました。働くことはできますか。

A. 学生のアルバイトを募集している事業所もあります。

大学生のアルバイトの記事にまとめています。

まとめ

この記事のポイント

  • ① 事業所は説明して迎える前提。聞いていい。
  • ② 子どもがいるのは午後が中心。流れは初日に確認。
  • ③ 二人きり・写真・SNS・持ち帰りはしない。
  • ④ 距離を置かれても、あなたのせいではない。
  • ⑤ 日誌は見たことと考えたことを分ける。
だいち
だいち

実習の前に不安になるのは、子どもたちとちゃんと関わりたいと思っているからだ。
その気持ちがあれば、十分に始められる。
準備をしているあなたに、はなまる。

出典

こども家庭庁「放課後等デイサービスガイドライン(令和6年7月)」(PDF)

※実習の内容や日誌の書き方は、学校と実習先の指導が先です。

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