30代・40代で放デイから福祉の外へ出るのは遅い?年齢より先に用意する5つ【職員向け】
福祉の外に出たい。
でも、もう30代半ばだ。
いまから未経験の仕事に移るのは、遅いのではないか。
この記事では、30代・40代から福祉の外へ出るときに考えることを、順番に整理します。
先に結論
① 募集・採用で年齢だけを理由に差をつけることは、法律で原則として認められていません。
② 年齢より先に決まるのは、できることを相手の言葉に直せているかです。
③ 下がる期間を見込んだ生活費の計算を先にします。
④ 放デイの経験は3つの束に分けると伝わります。
⑤ 在職中に動くほうが、選ぶ余地が残ります。

だいち先生、30代から未経験の業界って、やっぱり難しいですか。

難しい面はあるよ。
でも「年齢で門前払い」は原則できないことになっている。
そのうえで、年齢の分だけ聞かれることが増える。そこに答えを用意しておこう。
① 年齢の扱いは法律に書かれている
労働施策総合推進法 第9条(募集及び採用における年齢にかかわりない均等な機会の確保)
「事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。」
求人に「35歳まで」などと書ける場合は、省令で決められた例外にあたるときだけです。
年齢を理由にした線引きが当たり前ではない、ということを知っておくと、求人の見え方が変わります。
② 年齢より先に見られるもの
30代・40代の応募では、若さではなく「入ってすぐ何ができるか」が見られます。
先に用意しておく答え
- これまでの仕事で、自分で判断して動いた場面。
- 人に教えた経験、まとめ役をした経験。
- 覚えるのに時間がかかったことと、どう覚えたか。
経験年数が長いほど、この3つの材料は出てきます。
放デイの経験の言い換え方は放デイの経験は転職で活かせる?にまとめています。
③ 下がる期間を先に計算する
未経験の業界に移ると、最初の1〜2年は収入が下がることがあります。
先に出しておく数字
- 毎月出ていく固定費(家賃・保険・通信・車)。
- その固定費を払える最低の手取り。
- 貯金でしのげる月数。
「いくらまでなら下がっても続けられるか」が分かると、求人を見る目が変わります。焦って決めなくて済みます。
この計算をしないまま辞めると、次の職場を給与だけで選ぶことになりがちです。
④ 経験を3つの束にする
放デイの仕事を分けると
- 対人:子ども・保護者・学校・関係機関との調整。
- 記録と事務:毎日の記録、計画、報告、請求に関わる書類。
- 安全管理:送迎、ヒヤリハット、感染症、災害時の動き。
この3つは、福祉の外でも通じる言葉に置き換えられます。
「療育」「支援」のままでは伝わりにくいところです。
具体的な転職先の候補は児童指導員の転職先13選、外に出るときの不安は放デイから異業種へ転職したいに書いています。
福祉の外も見てみたい人へ
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▶ ハローワークインターネットサービス(公的機関・無料)
※在職中でも相談できます。地域の求人を自分で見られます。
⑤ 在職中に動く
辞める前にやること
- 求人を見るだけ、相談するだけの段階を作る。
- 家族に話しておく。
- 有給の残り日数を確認する。
辞めてからだと、決める期限が生活費で決まってしまいます。
辞めるタイミングの考え方は辞めるタイミングはいつ?にまとめています。
よくある質問
Q. 40代でも未経験の業界に行けますか。
A. 職種によります。人手が足りない分野ほど、年齢の幅は広く取られます。求人を見るときは、年齢ではなく「必要な経験」の欄を読みます。
Q. 福祉から出ると、戻れなくなりませんか。
A. 資格は消えません。任用資格や保育士資格を持っていれば、戻る道は残ります。
Q. 家族に反対されています。
A. ③の数字を出してから話すと、話の形が変わります。気持ちの話だけだと平行線になりやすいところです。
Q. 転職支援サービスは使ったほうがいいですか。
A. 自分で探す方法(ハローワーク・求人サイト)と併せて使う人が多いです。合わなければ断って構いません。
まとめ
この記事のポイント
- ① 年齢だけの線引きは原則できない(労働施策総合推進法9条)。
- ② 見られるのは入ってすぐ何ができるか。
- ③ 下がる期間の生活費を先に計算する。
- ④ 経験は対人・記録と事務・安全管理の3つに分ける。
- ⑤ 在職中に動く。

長く続けてきた人ほど、外に出すときに言葉が足りなくなる。
やってきたことは多いんだ。並べ直せば伝わるよ。
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